法人設立には、タイミングとチャンスがある
「良い物件があるから、法人を設立して、公庫から融資を受けて物件を購入しませんか?」と飲み仲になっていた不動産屋Hさんからお話がありました。
中古アパートを2つ購入した後の、2013年のことでした。
なぜ、法人を設立する(べき)なのか、については、詳しい理由は特に説明は無かった(ワタクシも特に聞かなかった、か、聞いたが忘れた)です。
実は、投資用不動産を買い進めていくにあたって、
ずっと個人で買っていって家賃収入が増えていくと、累進課税の所得税がどんどん高くなって、辛くなるのは知っておりました。
ですので、いずれ法人を作って、その法人で投資用物件を買っていきたいと、以前から漠然と考えてはいましたが、実行していませんでした。本当に、ワタクシでも、法人で物件を買うことができるのか、も良くわかっておりませんでしたし。
そういう状況での、さっきの「・・・法人を設立して、・・・物件を購入しませんか?」です!(キターーーーーー!)
しかも、「全面的に法人設立のサポートもします。」と言ってくれているじゃありませんか!!
これは渡りに船、という感じで、もし物件購入するなら法人を作る良いチャンスだと思いました。
物件の視察。北海道への視察を日帰りで強行
その「良い物件」は、北海道札幌市の中古1棟アパートでした。
当然、現地を見ないとお話になりませんので、不動産屋さんのHさんと一緒に、飛行機に乗って見に行きました。緊縮予算のため、日帰りでの視察です。日帰りでも、何とかなるものです。
札幌市内の地下鉄駅から、徒歩3分。大きめの通りの近くの住宅街にある、3階建ての12戸の中古アパート。鉄骨造で、階段は内階段というのでしょうか、雪が降っても階段に積もらないように、壁で覆われています。さすが北海道、と感心しました。
建物の外壁は塗装が一部はがれていて、ボロボロの雰囲気の3000万円。少なくとも見た目の「良い物件」ではありませんでした。
Hさん:「大丈夫です。売主さんが外壁塗装してくれますので、キレイになります。」
フォーレストもり:「ふむふむ(じゃあいいか😊)」
Hさん:「外壁塗装の色は、フォーレストもりさんが選べると思います。」
フォーレストもり:「ふむふむ(いいね、いいね👍)」
Hさん:「12戸のうち、5戸入居中です。」
フォーレストもり:「ふむふむ(ううむ、7戸も空きか😒)」
Hさん:「空室の家賃保証といって、入居が決まるまでの空室の家賃は、半年間は売主さんが保証してくれます。」
フォーレストもり:「ふむふむ(それは、安心じゃん👌)」
Hさん:「帰りの飛行機乗る前に、千歳空港で美味しいお寿司でも食べましょう。」
というわけで、
このボロボロだが、中身の良い中古1棟アパートの購入を進めることになりました。
法人設立の手続き
まずは、会社名を決めて、印鑑と社判を作成。そして司法書士さんに、定款を作ってもらって、法人の登記。印鑑登録。ここらへんの印鑑発注や司法書士さん紹介は、Hさんに全面的にスピーディにサポートしてもらいました。
印鑑自体の値段は非常に安く(社判と合わせて1万円ちょっとくらい)、それはその時は安くて助かったのですが、
その後も長く頻繁に使うし、変更するのは面倒なので、高くてもしっかりした印鑑にしておけば良かったなぁ、と後悔しています。これは、反省点。
資本金は、潔く、縁起の良い1万円(笑)。こうしてワタクシの法人が設立されました。合同会社です。
ちなみに、これまで資本金が1万円でもほぼ支障は無かったですが、唯一、融資申し込み時の書類の資本金の記載欄の単位が「百万円」単位だった時が、困りました。「0.01(百万円)」と記載しましたが。(なんだか恥ずかしかった)
あとこの頃、法人用の銀行口座も、地元の信用金庫さんで開設しています。この信用金庫さんでは、以前から積立預金をしたりして、個人としてのお付き合いはありました。
将来的に、この信用金庫さんから融資を受けられたりすると良いなぁ、という下心(むふふ)は、もちろんございました、はい。
日本政策金融公庫さんの、融資の審査結果は、、、
無事、法人設立できて、次は、融資です。日本政策金融公庫さんで、面談しました。
公庫さんの面談では、NGワード「投資」と言わないように細心の注意を払いながら、「アパート賃貸事業」を前面に打ち出します。
公庫さんのフォーマットの用紙に、創業計画書を書いて持参しました。投資ではなく事業の目的、我が社の強み、購入資金計画と、購入後の収支計画。そういった内容について、見本を参考にして、ワタクシなりにカスタマイズして記載しました。
面談の結果、期間15年、固定金利2.55%の融資がOKとなりました。
こうして、
資産管理法人と、中古1棟アパート(9号物件)を手に入れました。
それでは、また。ごきげんよう。
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